各種契約書、約款、定款等の作成
「権利・義務に関する書類」は、権利の発生や存続、変更、消滅の効果を生じさせることを目的として作成される文書のことを言います。これらは法的な証拠力を有し、当事者間の権利や義務を明確にして将来のトラブル予防や紛争時の証拠資料として利用される書類であることから、内容的にも可不足のないしっかりした書類であることが求められます。「権利・義務に関する書類」は、一般的に以下のとおり分類されます。
①契約書:売買契約書、賃貸借契約書、雇用契約書等の様に特定の当事者間の個々具体的な合意内容が反映された書類。合意内容を明確にして法的拘束力を有します。
②約款:ガスや水道、保険等の契約申込書、就業規則等の様に不特定多数の相手と結ぶ予め定められた定型的な契約書類。個々具体的な内容の契約と異なり一般的・普遍的な内容で一部の例外を除き契約内容について交渉の余地はありません。
③法人・団体の業務に係る資料:株主総会の議事録や重要な役員会等での会議資料等
④会社・法人設立の必要書類:会社設立に係る発起人会、創立総会、取締役会議議事録、定款、株式申込書等であって、法律で作成が定められている書類