
導入編
ウクライナ珍道中記(建物編) プロローグ
皆さん、こんにちは。
この度、東京都日野市で行政書士事務所を開設しました「すずのき行政書士事務所」の鈴木です。
なぜ、一個人である行政書士の私がウクライナについて記述しているか疑問に思われた方も多いと思います。
実は私、縁あって23年前にウクライナで3年間ほど勤務した経験がありました。もう四半世紀も前のことで気が付くと随分昔ですよね。
私が住んでいる日野市は「ウクライナのホストタウン」として東京オリンピックでの選手受け入れや文化交流を進めていることもあり、このブログを読んでいただいている皆さんと私の知っている等身大のウクライナについて文章にしてみることにしました。
今は大変な時期にあるウクライナですが、一日でも早く平和が戻ってくることを切に願いながら赴任当時の平和なウクライナ市民の日常生活の様子等、余りメディア等でも取り上げられることが無い様子を中心にこれから何回かに分けてご紹介したいと思います。
なお、あくまでも私個人の経験や感想に基づくものなので、深く考えず「軽~いお茶飲み話」的な気持ちでお付き合いいただけると幸いです。
今回はウクライナをお話しする前のプロローグとして、次回以降をお楽しみに。
第1話
ウクライナ珍道中記(建物編) 第1話:フランクフルト空港(キーウ行き待合室)で迷子?
第1回は、導入編としてドイツ・フランクフルト空港のウクライナ向け出発待合室に辿り着くまでのお話です!
なお、あくまでも私個人の経験や感想に基づくものなので、深く考えず「軽~いお茶飲み話」的な気持ちでお付き合いいただけると幸いです。
前回のプロローグ編でもお話ししたとおり、今から振り返るともう23年も前のことになる平成14年夏、外務省出向を命じられ家族と一緒に成田を発ち赴任地であり私にとっては未知の世界でもあるウクライナに不安と希望を抱えて「いざ、出陣!」的な気持ちで向かいました。
長時間のフライトを経て夜の遅い時間にドイツのフランクフルト空港に到着。当日は空港近くのホテルに一泊し、翌朝の便でウクライナのヴォリスポリ国際空港に向うことになっていました。
最初に到着したドイツのフランクフルト空港は皆さんもよく知っておられる通り、明るく近代的なドイツを代表するメガ空港で日本の成田空港や羽田空港と大きな違いも無く違和感なく普通に安心でした。
唯一、施設が広大過ぎて空港内で「迷子」にならないか心配でしたが、その日は無事にホテルまで辿り着くことが出来ました。
翌朝、空港に向かいキーウ行の待合室に向かうことになるのですが、空港内の案内表示を見ても見つけることが出来ず、前日の「迷子」が現実のものになりそうな予感が。最後の手段、拙い英語で空港職員に待合室の場所を質問したところ、教えてくれたのは思ってもみないあらぬ方向の狭い階段を下りた先でした。「そりゃ、分かんないよぉ~!」
そして漸く見つけた首都キーウ行き待合室は…良い表現を使えば「メインターミナルの喧騒を離れた静かな場所」、別の言い方をすれば「メインターミナルから隔絶された、忘れ去られたような空港建物の片隅」でした。23年も前の当時の話ですので…今はもう違うと思いますけどね(笑)
今回はここまで。次回、迷子の続編をお楽しみに!